姫発と邑姜の大いなる戦い



いい加減少しは寒さも緩む時期の筈なのに、なぜか日増しに寒さが増していく今日この頃。
例年になく晴れ間が続き天気は良かったのだが、風は冷たく空気は日々乾燥している。
つかの間の日中が過ぎると途端に気温が下がり、寒くなる。


午後2時頃。
まだ陽も照っている執務室の中で、書類といつものごとく格闘しながら邑姜はふと軽くため息をついた。
はぁ…と軽く息を吐き、唇に何気なく手を当て、一瞬だけ瞳を閉じる。




「やっほー邑姜!相変わらず毎日寒いな!一緒に茶ぁしようぜ〜!!って……あれ?どうかしたのか…?」



バタンとけたたましい音を立てて、ずかずかと部屋に入ってきたのは……武王――姫発――である。
かすかな頭痛を覚えながらも邑姜は唇に当てていた手を机の上に下ろし、このいつでもどこでも元気な王に律儀に返答する。



「武王……。扉は静かに開けてくださいと何度も申し上げているはずですが…」



気になってしまう邑姜とは対照的に、邑姜が注意をしても姫発はいつも通りで別段気にしていないようだ。
軽くいなして終わってしまう。


「わかってるって!んで、どうかしたのか?」
「?何がですか?」


首をわずかに傾け、一瞬だけきょとんとした顔をする邑姜。
普段は非常に大人びたことを言ったり、難しいことを考えたりしている邑姜だが、こういった所々の仕草を見るとやはり年相応の少女なのだと姫発は実感する。
しかし、正面切って不思議な顔をされてしまうと、姫発もどういったらいいのかわからなくなってしまう。


「いや…だからさ、何かいつもと違う様子だったから…」
「そうですか…?そんなことはないと思いますが…」



心底そう思っているらしい邑姜。



そんな邑姜の表情を見ていた姫発は、ふとあることに気が付いた。
唐突に姫発はがしっと邑姜の両頬を抑え込むようにぐっと両手で挟んだ。






「ちょ…何するんですか!」






いきなりの思いかけない姫発の行動に不意を突かれた邑姜は、その大きな手から逃れようと顔をそむけた。



「いや……ちょっと」



対して、姫発はなぜかあくまで冷静である。
じっと無言で邑姜の顔を見つめている。
この王のやることなすことに邑姜はいつも驚かされることが多かったが、今回ばかりはさすがに驚いて悲鳴を上げたくなる。
そこをぐっとこらえて邑姜は気持ちを落ち着け、冷静を保った。




「―――…人を呼びますよ?」




「え?でもお前は俺の后なんだし、別にこれ位…」
「今は仕事中です」



じゃあ仕事をしていなければかまわないのかと内心少々姫発は揚げ足をとりたくなったが、それは心の中にとどめておく。
うっかり自分がそんなことを言おうものならどうなるかわからない。
まぁ、さすがに今は邑姜が怒る姿にも慣れてきたので、怖い怖いと言葉では言いつつも、実は最近時々はちょっと楽しかったりする。



――これっておかしいんだろうか?



先日旦に何気なくそのことを話したら、ものすごく変な人をみるような目つきで見られてしまった。
それにしても普段の邑姜はすました顔をしているが、こうして手で直に触れてみると思った以上に頭が小さいことに姫発は初めて気がついた。
この小さな頭に溢れんばかりのありとあらゆる知識が詰まっているのだろうから驚きだ。
姫発は邑姜の顔をじっとのぞきこみながら、一人でのんきに考えていた。
一方邑姜はもう我慢の限界であった。




「武王…っ!人の顔をなんだと思っているんですか!…いい加減、離して下さいっ!」




姫発は姫発で、へぇ…邑姜って普段そんなに喋らないように思えたけど、自分が危機的状況になったらそれなりに必死になるんだな…何だか意外な一面かも…なんて他人事のように更に頭の隅でちょこっと考えた。
しかし、あまり驚かせると可哀想だろうと思い直したので、「悪ぃ、悪い!」と姫発はあっさりと手を離す。
普段は押されっぱなしだが、一応(いや、正真正銘)姫発の方が年上なのである。



そしてあっさりと気を取り直して――。



「じゃあお茶しよう!」



邑姜はさすがにこのマイペースすぎる姫発に腹が立ってきた。




「今はそんな気分じゃありません!仕事も溜まっているんです。出ていってください!」
「いや、でも休憩も大事だぜ…?な?」
「そう言うあなたも私なんかとお茶している暇はないでしょう?乾燥して火事は起こりやすいし、雨がずっとふっていないから水が足りなくなるかもしれません。仕事に専念してください!こちらにはしばらく来ないでください!!」




ここまで邑姜が感情的になったのも珍しかった。
先ほどの一連の行動で、邑姜の機嫌を大いに損ねた姫発は、執務室から締め出されてしまったのだった。










――三日後。



「やっほー」



この前と全く同じように気の抜ける声で真っ昼間から邑姜の前に現れた姫発。
全く懲りていない姫発――その証拠に、にこにことあのいつもの人のよさそうな明るい笑みを浮かべている――に、邑姜はこのまま思いきり首をしめてやろうかと一瞬至極凶悪な思いに駆られた。
邑姜は今日も執務室にほとんど物が何も置かれていない自らの机の前に座っていた。
基本的に邑姜は机の上に物が多いと仕事の効率が落ちると思っているので、机上には端に筆記具を入れる皿と数本の筆しか置かれていない。
やりかけた仕事の巻物が乗っていることはもちろんあるが、それもたったさっき周公旦に出してきてしまった所だ。
姫発はまた性懲りもなくお茶のお誘いに来たのだろうか。
しかし、いつものようにすぐにお茶にしようと言い出さないということは、もしかしたら仕事の話か。



仕事の話だったら、こちらももちろん敬意を持って聞く必要がある。
邑姜の思考がちょうどそこまで辿りつき、椅子から腰を浮かしかける。






「ほら、これ土産だ。やるよ」





机を挟んで邑姜の正面に立った姫発は、邑姜の予想に反して唐突に小さな丸い物体を投げた。
ぽいっと無造作に投げられた片方の手のひらの大きさよりも、一回り小さい丸い物体を邑姜は落とさないように慌てて立ち上がり、両手を出して受け取る。
そして、反射的についつい受け取ってしまった物体に邑姜は目を落とした。



「これは……」
「唇が乾燥した時に塗る塗り薬らしい。たまたま露店に行ったら見つけたから買ってきた。ついでにもらっとけ」
「いりません」



一瞬でお断りをする邑姜。



「言うと思ったよ…」



苦笑いの姫発。
さぁ、邑姜との熾烈な戦いの火蓋が切って落とされた幕開けの予感だ。



「周王朝になってから、ようやく平和になってきましたが一般の民はまだまだ苦しい状態です。どうにか食べていける者も多いし、手をあかぎれだらけにして毎日働いている者がたくさんいるというのに、私だけこんな贅沢な品はいただけません。気持ちはありがたいですけど…」


かすかに最後だけ表情を曇らせる邑姜。
姫発はそれを瞬時に見取った。
この表情は実は姫発を始めとして、数人の親しい者しか知らない邑姜の姿である。
姫発はあははと陽気に笑って見せる。


「いやぁ…だって、これ言っちゃ悪いが安物だぜ…?ホント、そこらでテキトーに買ってきただけだし」
「嘘です」
「へ?」
「あなたは、嘘つきですね」
「いや、だからなんで嘘だと思う訳?」
「わかりますよ。蝉玉がこの前私の側に来て、今年は特に乾燥がひどいから話題になっている品物だって言っていました。桃の香りのする塗り薬で、高価で数量も少ないからなかなか手に入らないとも」



――うぅ。ばれてやがる…。



普段はさほど詳しくないはずなのに、なぜかこういう時に限って運が悪いというかタイミングが悪いというかなんというか…。
邑姜の容赦ない剣幕に姫発はたじたじである。
邑姜は更に姫発にたたみかける。


「この容器も…非常に精緻な細工が施してありますね。職人が作って焼いた薄桃色の桃に木や葉の模様。蓋の周りには金の縁取り。側面にも桃の模様ですか…」


邑姜の言外に、このようなことに無駄なお金を使わないでほしい、自分には構わないでくれという意味合いが隠れて見て取れた。



不意に姫発は苛々してきた。
『無駄なお金』云々のことではない。
それは半分以上予測済みだった。
そう、苛々の原因は…。



「じゃあ言わせてもらうけどな…もう大きくなっちまったがたとえば、小さい頃の雷震子、あとは天祥とかかな…?…の手や唇が荒れてて痛そうなのに、我慢して遊んでたらお前、どう思うよ?何とかしてやりたいと思わねぇか?」
「それは…まぁ……そうですけど…」


いきなり声の調子がワントーン低くなった姫発の気迫に押されて、一瞬うなずきかける邑姜だがすぐに別の解決の糸口を見つけ出す。


「ですが、私はもう子どもではありませんので」
「関係ねぇよ!」



邑姜の目を真っ直ぐに見た姫発は我を忘れてバン、と邑姜の前にある机を両手でたたいた。
邑姜はびくりと肩をすくませる。



「邑姜…お前さ、気持ちはわかるけどもっと自分のことを大事にしろよ?お前、この前俺がこの部屋に入ってきた時に、自分の唇を指で触ってただろ?何かを気にしてそうな様子から、もしかしてって顔をよく見てみたんだよ。そうしたらさ…」


その先を紡ぎだすのをためらう姫発。



邑姜は驚きで言葉が出なかった。
まさか、それだけのことで気づかれていたなんて。



「たしかにお前の言うことも一理あるかもしれねぇ。でもさ、俺は身近にいる人がどこか痛がっていたり、しかもそれを当たり前だと思っていたりすることは嫌なんだよ…。俺のわがままかもしれないけど…」




最初の剣幕とは打って変わって、どこかきまり悪そうに姫発は頭をかいた。



「ごめんなさい…」



珍しく素直な邑姜に姫発は思わず目を丸くする。



「え?」
「あなたの気持ち、わかっていませんでした」
「じゃあ、受け取ってくれるのか?」
「――それは…」



邑姜に迷いの気持ちが出る。
ここまで姫発が引かない場合は、普段ならば仕方がなく受け取ったかもしれない。
そして、気持ちだけありがたくいただき、自分の鏡台の奥底にひっそりと大事にしまうのだ。



…ずっと、使わないままで。



今まで周の国民を第一に考えて、自分は贅沢をしてはいけないという信念のもとで動いてきた邑姜にはこういった化粧品や嗜好品、調度品などの類いはかなり抵抗があった。



一見姫発は自由気ままに見えるが、本当に譲れない自分の思いは曲げない強さも合わせ持っている。



だから、いっそのこと今回はもう割り切って受け取ってしまえれば。
だが、姫発の内心の思いを聞いて邑姜はこの場をすませる為だけにとりあえずもらってしまうのは、心が咎める。
だからといって、もらったとしても自分ではやはりこんな――しかも高価な――品物はやはり使えない。


貧しい者の気持ちを苦しい知っているからこそ。


姫発の思い自体はとても嬉しいもので出来ることなら受け入れたい。
ここまできてもまだ「いらない」と、品物と共に相手の思いごと突っぱねるのは、それこそ愚かで頑固な馬鹿者のすることだ。






困ったように小さくうつむいたまま、考え込んでしまう邑姜。
そのいつになく頼りない邑姜の姿を見て、姫発はふとあることを思いついた。



――そうだ。彼女が自分でもらえないと言い張るのなら。




「…わかった。じゃあ、こうしよう」



姫発は大きく乗り出して、机が汚れるのも構わず片足を机上にかける。
そしてそのまま重心を前に移動させると、もう片方の膝を机の上につけた。
姫発は片膝を立てて机上に立っているような状態になった。
驚く間さえなかった邑姜の手から、姫発は塗り薬を流れるような仕草で軽くつかみとると、蓋をあけて自らの中指に薬をつける。
まさか、と嫌な予感がした邑姜だったが、姫発の行動を制する前に一瞬早く念を押される。




「ちょ…!」
「動くなよ」




姫発のどこか有無を言わせない正面からの強い視線に、邑姜は反抗することもかなわなかった。
邑姜の上唇の中心に姫発が薬を塗った指を置く。
まず右に指を動かし、丹念に薬を塗りこんでいく。
この乾燥に悩みつつも今まで放っておいた邑姜の行動を理解しているのか、思わずもったいなくなる位のかなりの厚塗りである。
しかも、一旦片方の口角まで薬を塗り終えると、また新たに薬を指につけなおす。
反対の口角にまで薬をつけたと思うと、更にもう一度重ねて同じ個所を塗ろうとする。




まだこの状態が続くのか…。




邑姜はこれ以上どうしたらいいのかわからなくなって固く目を閉じてしまいたくなる衝動に駆られたが、持ち前の気丈さでどうにか目をこじ開ける。



姫発は至極真剣な表情で、それが尚更に邑姜を戸惑わせる。
普段みたいにしょうもないことを言っていれば、容赦なく切り返して叩き伏せる自信があるのに…。
邑姜はそれでもこの今までにない状況をどうにかしたい気持ちが強くて、せめてもの抵抗とぎゅっと思い切り強く唇を閉じた。




「――おい」




姫発の手が下ろされ、いつもより数段低いぶっきらぼうな声が執務室に響き渡る。
別に姫発は叫んでいる訳ではないのに、どうしてこんなに声が大きく聞こえるのだろう。
まるで自分のよく知っている姫発ではないように見えて、それだけで邑姜は動揺してしまう。




「…何ですか」




かすかに姫発のことを怖いとすら感じた邑姜だったが、強がって平気な素振りをする。




「そんなに思いっきり口閉じられたら、上の方がきちんと塗れないんだけど」
「別にいいじゃないですか」
「よくない、ちゃんと口開けろ」
「もし私が嫌です…と言ったら?」
「無理やりにでも開けさせる」




物騒なことこの上ない発言が姫発の口から飛び出た。
どことなく雰囲気全体が怒りを含んでいる様子である。
まるで鷲が虎視眈々と獲物を狙っているかの剣呑さ。



今、拒否したら本当にやられる。



医者でもないのに口の中を勝手に開けられてはそれこそたまらない。
邑姜は観念して、少々唇の力をゆるめた。




姫発は自分から折れた邑姜を見て、今度は何故だか機嫌がよくなったようである。
いきなりにこにこと純粋な笑みを浮かべ、先ほど塗れなかった場所に薬を塗り始めた。





あ、そうかと邑姜は不意に納得した。
要は姫発の今の行動には特に深い意味はないのだ。
彼は姫昌の次男であり、今は亡き長男の伯邑考をのぞくと、自分より年が下の兄弟たちが98人もいる。
何だかんだで大らかで社交的、面倒見のいい人柄の姫発のことだ。



弟たちをそれは可愛がっていたのだろう。



それは先ほどの、雷震子や天祥を話を引き合いに出されたことも考慮すると、易々と頷ける。
だから、どうやら今のこの邑姜からするととんでもない状況も、姫発からすると見るに見かねて、それこそ他意もなく自分の弟か妹か誰かを相手にしているつもりなのだろう。





今度は姫発は生真面目な表情のまま、邑姜の下の唇に薬をつけだした。
途中で「うーん…」と気難しい声が姫発の口から漏れる。
一応、塗り薬がはみ出さないように気を遣って塗っているらしい。
邑姜はもうこの際あきらめて無駄な抵抗をやめる。
しかし、それでは少々気が収まらなかったので、せめてもの仕返しと思い邑姜は姫発を軽くにらみつけた。










「よし、終わった〜!」





塗り薬の蓋を閉めて上機嫌の明るい声でその場で子どものように万歳をする姫発。
もちろん、片方の靴裏は机の上にについたままである。




「あ、そういえば机汚しちまったな。何か拭くものないか?邑姜」
「大丈夫です」
「でも、一応俺が汚しちまったんだし…」
「私が拭いておきます」
「そうか?…悪かったな。お前の仕事する場所なのに」
「いえ」
「結局お前にあげても、自分では使えないんだろうから今度から俺が薬塗ってやるよ。だから、これは俺が預かっておいてもいいか?」
「ええ」
「まぁ、贈り物を俺が自分で持ってるっていうのも変な話だけどさ…。忙しかったらこまめには無理かもしんないけど、朝と晩は最低限塗った方がいいんだろうと思うんだよな。まぁ、飯食ってからつければいいんだとして…。昼…やその他の時間ははまぁ時間があったらってことになっちまうかなー。さすがにしょっちゅう来てると旦に怒られるし」
「はい」



素直に返事をする姿が何だかいつもと少し違っているように思えて、姫発はつい満足げに邑姜の頭をぽんぽんと軽く手で撫でた。
そして、いつものように部屋を去っていった。
やはり扉は中途半端に開いたままで。









途端に嵐が過ぎたように静かになった執務室。
邑姜はしばらく時が止まったように立ちつくしたあとで、扉に向かって歩き出す。
バタンといつもより若干大きな音を立てて閉められた扉。
邑姜はその扉を無言で見つめる。
片手を何気なく扉に置くと、邑姜は身体を翻して背中を扉に預ける。
よりかかった身体が徐々に、ずるずるずる…と下に落ち、足がくの字に曲がっていく。
邑姜はそのまま力なくしゃがみこんだ。




「何、あれ…」




天井を見上げて先ほどの姫発の一連の行動をぐるぐると思い返した。





ありえない。信じらない。一体何なのだ。




「……心臓に悪いわ…」





邑姜は両腕で落ち込んだ膝を引き寄せると、深く長いため息をついた。










邑姜のいた執務室を出た姫発は、目標達成♪とばかりにうきうきと様子で足取りも軽く回廊を歩いていた。
するとふと、あることに思い当たる。




…あれ…?




一瞬その場で立ちどまり、しばしの間静止。
考え込んだ様子の姫発だったが、数秒後にはまた思い出したようにいつも通りの歩調で歩き出す。
ちょうど近くに自室があったので、回廊の角を曲がるととりあえず姫発は何気なく部屋に入ってみた。
そして、扉を自らの背で閉める。



パタン。



扉によりかかった姫発は片手をあごに当てて、考え込む。




「さっき、俺って何したんだっけ?」




あの時は邑姜が自分では薬を意地でも使いたがらないのが我慢できなくて、全然気にしていなかったが、思えば結構すごいことを言ってしまったような?…してしまったような?



あれ?ん…?



自らの先ほどの行動を順繰りに思い返した姫発は、まるで何かを思い出したようにいきなり頭を両手で抱え、「ああっ!」と天井に向かって大きな声で叫んだ。







目をぎゅっと閉じて、胸の高鳴りを沈めるように両膝を抱えて座り込む邑姜。
しまった!と今更になって自分のした行動にあたふたと慌てふためく姫発。








――あぁ、困った。
明日どんな顔をして会ったらいいだろう。






written by 水鏡沙綾様(Eternal Crystalia

[12年 02月 28日]